ハイキングメモ ー 埼玉 大高取山
桂木観音展望台より
山頂より
露頭写真
2017冬 大分旅行(3)
本日は日本ジオパークに認定されている「おおいた姫島ジオパーク」の姫島へ。
姫島へは国東半島の伊美港から定期フェリーが出ています。
時刻表。1時間10分〜30分間隔ですね。
このフェリーで出発です!
フェリーから眺めた姫島。東西約7kmだそうです。
姫島に到着。自転車を借り、まず向かう先は「ジオパーク天一根(あまのひとつね)」
向かう途中、村役場の近くにあった黒曜岩。
ジオパークのインフォメーションセンターに到着しました。
ある程度予想していましたが先客なし。3人の職員さんに笑顔で出迎えて頂きました。
まずは15分程度のビデオでジオパークについて説明を受けました。そして館内の展示物見学。
姫島の岩石
コンボリュートラミナのはぎ取り標本
各地の黒曜岩の展示もありました
ゾウの化石があるのにはびっくりしました。写真のものは漁の最中に水中から発見されたもの。よく見つけましたね。
県指定記念物である藍鉄鉱の写真がない。。
お次は黒曜岩が観察できる観音崎へ。ふもとまで自転車で移動し、さらに徒歩で数分登ると、「観音崎火山口」見える高台に到着。
そこからもうしばらく歩いて「千人堂」があるところまで進むと、、
黒曜岩がお出迎え。
艶があり、灰色と乳白色が混ざったような黒曜岩です。
やはり光沢がある石はそれだけで魅力的。
さてお次は姫島の南側の海沿いに走る舗装道路を、東北に向かって進んでいきます。
海食の跡が残る岸壁。
大海地区にある「コンボリュートラミナ」。先程ジオセンターで見たはぎとり標本の元の岩です。
瓦のようなきれいな模様に見えますね。素晴らしい。
褶曲が観察できる地層。
礫だらけの岩壁。
そして拍子水温泉に到着。「金溶岩(かねようがん)」の露頭。金(きん)ではありません。山の名前が金(かね)というので金溶岩。姫島では30万年前以降に活動した7つの火山が確認されています。金火山はその1つです。
そして「拍子水」。ぬるいお湯が湧き出しています。二酸化炭素を多く含む炭酸水素塩冷鉱泉だそうです。手を浸すとピリっとしました。
駆け足でしたがこれにて姫島のジオサイト見学終了。向かい風に負けそうになりながらもレンタサイクル屋さんに戻るとちょうど3時間でした。
ちなみにジオクルーズで海から島の様子を眺めたかったのですが(陸からはアクセスできないところが多々あります)、年に数回のイベントとのことでした。また夏に来て外から眺めてみたいものです。
これにて大分旅行記はおしまい。
2017冬 大分旅行(2)
本日は少し早めの朝食をいただき、別府市内のレンタカー屋さんへ。目指すは念願の高千穂峡。12月ということでいざ出発となった時に雪や凍結が気になりましたが、結果としては問題ありませんでした。
途中何箇所かジオサイトを立ち寄りながらという行程で出発進行〜。
最初の目的地は「手取蟹戸」。て・ど・り・が・ん・ど、と読みます。
大野川層群犬飼層の露頭(白亜紀・海成層)。
この箇所を含む大野川盆地は、今から9万年前の阿蘇火山4度目の噴火によって発生した巨大な火砕流により埋め尽くされたそうですので、侵食が進んで古い地層が現れたんでしょうね。
お次は「岩戸」。13万年前、および9万年前に阿蘇山が噴火した際の溶結凝灰岩が作る高さ50mの絶壁。「百枝鉄橋」「百枝トンネル」として鉄道ファンにも人気な様です。
トンネルの上の岩壁には杭のようなものがたくさん打ってありました。2004年崩落があったとのことですのでその対策でしょうか。それにしても見ごたえがある岩壁です。
ここの河原で拾った石。
(その1)脈のような黒い筋が入ったところはガラス質。阿蘇連結凝灰岩のようです。
(その2)この石には白い脈が入っており、拡大してみると針状。石綿(アスベスト)でしょうか。
お次は「沈堕の滝」。岩は9万年前に発生した阿蘇山の噴火による火砕流からなる阿蘇連結凝灰岩。美しいです。この辺りには崩落した大きめの岩がゴロゴロしていてました。縦にきれいに割れる岩がこのような滝や絶壁を作り出したんですね。
こちらは「雌滝」。
そして「原尻の滝」。「沈堕の滝」と似ていました。
近くにあったジェラート屋さんで少し休憩して、、
車で1時間半ほどでしょうか、高千穂峡へ到着!
柱状節理の方向から想像を膨らませてみます。
待ち時間無しでボートに乗ることもできました。下からの景色もまた壮観。思い出として深く刻まれました。
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