たびろぐ

ジオサイトを訪れる旅を中心に。山登りをした際は岩石の写真記録として。

日本の地形・地質―見てみたい大地の風景116 (列島自然めぐり) 年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる

2018夏旅行③ 城原海岸

今年2度目の城原海岸。前回来てとても気に入った海岸です。

f:id:daifukupon:20180812141447j:image真夏でしたが2時間位いて、海にもぐったり、石を探したり、岩を眺めたり。

水が綺麗なので魚も見えます。ウツボみたいなニョロニョロしたのもいました。

そしたクラゲも。。チクチクやられました。
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毎回この岩の色のグラデーションに魅せられます。ウットリ。
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 天気にも恵まれ幸せなひと時でした。

飛行機まで時間があるので甘い物タイム。

「橋本牧場 イタリアンジェラート アイス工房」へ。

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「ラムレーズン と ブルーベリー」をいただきました。

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さっぱりした口当たり。甘さは若干控えめでちょうど良かったです。お客さんも多く、賑わっていました。

 

旅の締めくくりは「西因幡県立自然公園」

安山岩質の板状節理が発達しています。

釣りをしている人がちらほらいらっしゃいました。結構急な崖がある岩場なので足元注意です。

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今回の旅はこれにておしまい。

2018年夏旅行② 丹波〜豊岡〜玄武洞〜城崎

本日朝一で訪れたのは春日神社の裏にある「野村断層」

丹波市のホームページの記載を抜粋

地殻の力が作用して生じた地層の食い違いを断層という。巨大な力をうけるため断層にそって破砕帯がみられ、しばしば粘土を生じている。
 野村断層は左横ズレの断層であり、垂直成分はなかったことが断層面に残された条痕からわかる。断層面はチャ-トからなり、走向は南北線より26度西に向き、傾斜は65度東へ傾いている。破砕帯の幅は20m以上で美しい鏡肌をもち断層面の南西側につづいる。その部分は著しく破砕されているが粘板岩・砂岩からなる。この部分はもろくなっていて、はげしく浸食された結果断層面があらわれたものである。
 約30mある崖高は断層の運動とは関係なく浸食によるものである。断層の運動量は不明だが、破砕帯の幅からみるとかなり大きいと思われる。
 この断層は、この地方の地形形成についての示唆を与えている。

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向かって右上方向に入っている線が条痕のようです。
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横から見た写真。
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文献が見つからず、いつの時代に動いた断層なのかはわかりませんでした。。

 

さぁ、今回の旅行の主目的、「玄武洞ミュージアム」杞柳のかごバッグ」を目指します。3ヶ月前に玄武洞に来たのですがこの2つが心残りで再訪しようと決めていたのです。

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のどかな田園風景
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途中「道の駅 おばあちゃんの里」 に立ち寄りました。

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 「ジェラート&スイーツ工房 紡」で朝からジェラート。

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私は「木いちごミルク」

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夫は「黒豆豆乳」

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こってり濃厚でした。

 

ずんずん進んで豊岡市に到着。

 

車を停めてカバンストリートでかごバックを探します。ただ杞柳の籠バッグは手作りだけに、いつも店頭の品揃えが良いわけではないようでした。お店の人とお話ししたところ、そのお店では冬の方がよく売れるそうで、(よく売れるということは、在庫も多くなるのか?)”気に入ったのが入荷するまでちょこちょこ顔を出すといいわよ〜”、言われました。

 

残念ながら気に入ったのがなかったので、玄武洞ミュージアムの売店にあることを祈って進みます。 

 

 

振り返ると前回、玄武洞にあるショップに来た時に皇后美智子さまが持っていたという籠バックに一目惚れ。。でも買わずに帰りました。

購入に踏み切れなかったポイントは、ちょっとバックが小さめなところです。庶民は色々物を入れて歩き回るので、実用的ではないな、、と。

でも籠バッグへの思いが断ち切れず。。

玄武洞ミュージアムで籠バッグさんたちに再会し見てみると、やっぱり美智子さまのバッグはずっと眺めていたいほど愛らしかったです。

雅子さまが使用していたモデルもあり、、って今更ですが皇室御用達ですね!

悩んだ挙句に選んだものはこちら。中くらいのサイズ。

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小西さんという熟練の工芸士さんの作品です。

一生ものなので、何かあったら連絡をして対応してもらえるように、自分の連絡先を購入時に記入しました。

そんな買い方は始めて。大切に使わせていただきます!

  

テンションが上ったまま、念願の「玄武洞ミュージアム」の見学。

f:id:daifukupon:20180811163845j:imageまずは1階。玄武洞の歴史
f:id:daifukupon:20180811163829j:image博物館ではあまり見かけない、観賞用の石が展示されていたのも良かったです。
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そして地元の鉱物
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2階に行くと世界の鉱物がたくさん展示されていました。
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電気石で作った鳥?の彫刻。ラベルが鳥の脚に引っかかってる!
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恐竜のレプリカもありました。ティラノサウルスですね。
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こちら素敵な化石。白い壁に映えインテリアとしていいなぁと思いました。
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 玄武洞ミュージアム、入場料しっかり取るなぁ、思いましたが、お値段以上、期待以上で良かったです!

ただ1つ言ってしまうと、説明文を読もうとしていると、近くにある繰り返し流れる別の音声説明が耳に入ってしまいなかなか集中できませんでした。そんな場所が1階に2箇所くらいあったかな?

 

この日は城崎温泉で宿泊。お盆前でしたが、ゴールデンウィークのときと比べお風呂は随分と空いていました。

 

↓旅行記の続きはこちら↓ 

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2018年 夏旅行① 蓬莱峡〜丹波

前日に大阪入り。まずは六甲山の「蓬莱峡」へ。六甲山は8000〜7000万年前、白亜紀の時代に貫入した花崗岩の山です。

この景色が見えてきた周辺で駐車場を探しましたがみつかりません。

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私有地の入り口にスペースを見つけて駐車。

こっちの方面かな、とあるき始めるとそこには石の置物が。目にした途端不気味な感じがしてドラマシリーズ『トリック』の世界かと思いました。
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恐る恐るブロガーさんの記事を見てみたところ、大丈夫そうなので前進。

噂のブルートレインもありました。
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ブルートレインを見たら左側に川につながる小道があります。川を渡って少し進むと、
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ありました!うっとり眺めます。

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岩登りやトレッキングの人はもう少し先にある屏風岩を目指すようです。

ちなみに岩質は違いますが、雰囲気が日本キャニオンに似ていました。

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お次は「兵庫県立 人と自然の博物館」

広い敷地に立つ、1階から4階まである大きな博物館でした。

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剥製がお出迎え。
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未曾有の被害をもたらした阪神淡路大震災の記録、現在知られている活断層などが紹介されていました。

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日本の成り立ちコーナー
f:id:daifukupon:20180811112037j:image玄武洞と地磁気反転を発見した松山基範の紹介。
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兵庫県で産出された鉱物。
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兵庫県自体が広く、また瀬戸内から日本海まで年代や地質が異なる層の存在、旧鉱山の多さ、玄武洞、など見どころが多い県だと感じました。

 

さて次に目指すは「松内ミネラルコレクション」。

たどり着いたのですがピンポン押してたりしてみたのですが反応がなかったので断念。2階に展示があるようなのですが階段を上がっていく勇気がありませんでした。。。

 

代わりと言ってはなんですが、近くに加古川が流れていたので石を見に立ち寄り。

写真左はチャート、右は石灰岩っぽいです。右の石の赤紫っぽい部分は若干実際の色より濃く写っているのですが、何なのか気になります。

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まだ時間があるので、近くにあった博物館へ、その名も”丹波竜化石工房「ちーたん」の館”

「ちーたん」って気になりますよね。

:地層・いのち

:永く・永遠

たん:丹波・誕生

だそうです。

 

館から恐竜の頭が突き出しています

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横からしっぽも出てる!

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こちらキャラクターの「ちーたん」
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ここに来るまで全く知らなかったのですが、ここ丹波市にある篠山層群から2006年に初めて恐竜化石(丹波竜:タンバティタニス)が発見されたそうです。
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名前に「かわいい」がつく「ササヤマミロス・カワイイ」の化石も篠山層群から発見されています。
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恐竜化石といえば福井の勝山くらいしか知らなかったので、全く予定はしていませんでしたが立ち寄れてよかったです。

 

もう少し時間があるので「分水れ資料館」へ。

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ここ丹波市には本州で一番低い分水界があります(標高95m)。この場所を境目に降った雨水は日本海へ、もう片方に降った水は瀬戸内海へ、という場所です。

山がちな日本ですので、分水界の殆どは山の上など標高が高いところにあるのですが、ここは平地にある珍しい場所です。

この地点を通って標高が95m以下の場所が日本海方向、瀬戸内海方向へと続くので、もし海面が100m上昇したら、この地点を通る形で本州が2つに別れてしまうということです。

本州で一番低い、、となると他にどこがあるのでしょうか?

実は北海道の新千歳空港にの標高13.7mの分水界が一番低いそうです。
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実際に水が分かれる地点。瀬戸内海、日本海まで両方とも約70km。
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勉強になりました。

 

宿泊は「助七旅館」温泉は土色の濁ったお湯でした。

但馬牛のしゃぶしゃぶが美味しかった!

 

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