その名を知れど、今まで訪れたことがなかった「吉見百穴」へ。
東松山駅を降りるとノーベル物理学賞を受賞した梶田さんの記念碑がありました。東松山出身だったんですね。
暑かったのですが行きは歩いて向かいます。
吉見百穴の手前にある 「岩窟ホテル」跡。立入禁止でした。
この辺は凝灰岩が露出しており、比較的人の手でも彫りやすいけど頑丈、と条件が良かったのでしょうね。
岩窟ホテルのすぐ横に「岩室観音堂」がありました。ここもうまく自然の岩を活用しています。これと似ている場所として「大谷石(栃木県)」の近くにある「大谷寺」を思い出しました。大谷石も軽石凝灰岩なので岩質が似ていますね。
お散歩&寄り道しながらでしたが、ついに到着。「吉見百穴」です。岩は凝灰質砂岩だそうです。お墓用に掘られた穴だとの説明がありました。穴の間隔が均等な感じで見た目にもなんか惹かれます。
穴の中に入れるところが何箇所かありました。入ると両側に遺体を安置させたと思われる、少し高くなったスペースがありました。
また、この周辺は戦時中は地下の軍事工場として使われたそうです。
加えて「ヒカリゴケ」の自生地にもなっています!関東平野でのヒカリゴケ自生は大変めずらしいそうです。
覗いてみると、奥の方に自生しているのが確認できます。
ヒカリゴケを見るのはおそらく2回めで、1回目は群馬の「鬼押出し園」でした。
群馬のときのほうが近距離で見られました。
見学後は園内のお店でお蕎麦とできたて手作りの「五家宝」を食べて、帰りはバスを使って駅まで戻りました。
ちなみに五家宝って全国区のお菓子かと思っていましたが、埼玉の和菓子だったんですね。知りませんでした。