たびろぐ

ジオサイトを訪れる旅を中心に。山登りをした際は岩石の写真記録として。

日本の地形・地質―見てみたい大地の風景116 (列島自然めぐり) 年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる

2018冬 思い立ち三浦半島へ

京浜急行「三崎口駅」で下車し路線バスに乗り終点の「城ヶ島」で下車。

 

「馬の背洞門」に向かいウォーキング開始後、すぐに現れた路頭。

f:id:daifukupon:20180128160159j:image洗濯板のようなところがたくさんあります。このあたりは「三崎層」と呼ばれ、1200万年〜440万年前のシルト・凝灰岩互層、出っ張っているところはスコリア質砂岩や凝灰岩で構成されているそうです。

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「馬の背洞門」が見えてきました。 海蝕洞です。f:id:daifukupon:20180128160653j:image

馬の背洞門は「初声層」に属し、400万年〜300万年前に堆積した凝灰質砂岩でできているとのこと。

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このまま海食が進むと、もっと穴が大きくなるのか、上の橋が崩れてしまうのか、、どうなるんでしょうね?

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馬の背洞門でお昼休憩をとりました。都心よりは温かい三浦半島ですが時期的に一番寒いこともあり、足を止めると寒かったです。 

 

さてお次は「盗人狩」へ向かいます。向かう途中大根、キャベツ畑がたくさんありました。収穫真っ只中のようです。

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馬の背洞門から徒歩で1時間くらいで「盗人狩」に到着!

こちらも三崎層に属し、黒っぽい砂岩、白っぽい凝灰質砂礫岩が織り成す模様が美しく、断層、海食、ラミナ、見ごたえたっぷりです。

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 ちなみに「盗人狩」の由来は「昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖(高さ30m)と怒濤のさか 巻きに、ぞくそくと身震いをして足がすくんで 動けなくなり、たやすく捕まった」ことからだそうです。

突如思い立って訪れた真冬の三浦半島でしたが、見ごたえがあり、運動不足解消にもなりとても良かったです。夏にも是非来てみたいところですね。