たびろぐ

ジオサイトを訪れる旅を中心に。山登りをした際は岩石の写真記録として。

日本の地形・地質―見てみたい大地の風景116 (列島自然めぐり) 年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる

橋立鍾乳洞

近場の散策ということで「橋立鍾乳洞」へ行ってきました。

 秩父鉄道「浦山口」で下車

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駅から歩いて10分ちょっとです。

敷地内に入ると迫力ある岩が目の前に!

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岩は高さ約75m。

この鍾乳洞は武甲山をつくる石灰岩体の西の端に位置します。

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入場料を払い入り口へ。

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いざ入場すると、、

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このうねうねした感じは、アンテロープキャニオンみたい!

daifukupon.hatenablog.com

 

一瞬感じただけですので、日本のアンテロープキャニオンだとは思わないでください。。

 

こちら「石筍」

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入った瞬間洞窟内は涼しく感じたのですが、狭い通路なので腰をかがめたり、急な階段を登ったりととで、出口に着く頃には暑くてたまりませんでした。

過去に訪れた高知県の「龍河洞」に雰囲気が似てるかな。スケールは全く異なりますけどね。

daifukupon.hatenablog.com

 

外ではヤマユリが咲いていました。

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綺麗な蝶々。「ミヤマカラズアゲハ」のようです。

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鍾乳洞を見た後は周辺を散策。小さなホースシューベンド発見!

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ちなみに本物はこちら↓↓ 

daifukupon.hatenablog.com

 

この辺りは浦山渓谷と呼ばれていますが景色が綺麗です。奥の左側が欠けた山は武甲山かな。

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楽しい日帰り散策でした。

吉見百穴

その名を知れど、今まで訪れたことがなかった「吉見百穴」へ。 

 

東松山駅を降りるとノーベル物理学賞を受賞した梶田さんの記念碑がありました。東松山出身だったんですね。

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暑かったのですが行きは歩いて向かいます。

 

吉見百穴の手前にある 「岩窟ホテル」跡。立入禁止でした。

この辺は凝灰岩が露出しており、比較的人の手でも彫りやすいけど頑丈、と条件が良かったのでしょうね。

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岩窟ホテルのすぐ横に「岩室観音堂」がありました。ここもうまく自然の岩を活用しています。これと似ている場所として「大谷石(栃木県)」の近くにある「大谷寺」を思い出しました。大谷石も軽石凝灰岩なので岩質が似ていますね。

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お散歩&寄り道しながらでしたが、ついに到着。「吉見百穴」です。岩は凝灰質砂岩だそうです。お墓用に掘られた穴だとの説明がありました。穴の間隔が均等な感じで見た目にもなんか惹かれます。

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穴の中に入れるところが何箇所かありました。入ると両側に遺体を安置させたと思われる、少し高くなったスペースがありました。

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また、この周辺は戦時中は地下の軍事工場として使われたそうです。

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加えて「ヒカリゴケ」の自生地にもなっています!関東平野でのヒカリゴケ自生は大変めずらしいそうです。

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覗いてみると、奥の方に自生しているのが確認できます。

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ヒカリゴケを見るのはおそらく2回めで、1回目は群馬の「鬼押出し園」でした。

 群馬のときのほうが近距離で見られました。

daifukupon.hatenablog.com

 

見学後は園内のお店でお蕎麦とできたて手作りの「五家宝」を食べて、帰りはバスを使って駅まで戻りました。

ちなみに五家宝って全国区のお菓子かと思っていましたが、埼玉の和菓子だったんですね。知りませんでした。

2018春 日本海 鳥取県〜兵庫〜京都 旅行 4日目

城崎温泉で向かえた旅行4日目。御所の湯で朝風呂をいただきました。 

本日まず目指すは「竹田城」

 

元々予定にはなく、竹田城を知ってはいたもののまさか近くにあるとは思わず。旅館の方に勧められたことがきっかけで行くことにしました。

教えてもらえてよかったです。

 

ゴールデンウィークなので「山城の郷」駐車場は混んでいるだろうなぁと思い、竹田駅近くの駐車場に向かいました。幸い待つことなく車を停められてよかったです。ただし、駅からだとちょっとした山登りになりますので、体力にあまり自身がない方は避けたほうがいいです。

 

風情のある竹田駅を通り過ぎ、、

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 こちらの登山口から竹田城を目指します。

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ひたすら上り坂。ところどころ人の手が加わったと思われる大きな岩があります。

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方解石でしょうか?

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料金所でお金を払い、また登り、、ついに本丸が見えてきた!

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駅方面を見下ろしたところ。右側の山が立雲峡がある方で竹田城の雲海がきれいに見えるスポット。秋から春にかけてが雲海シーズンらしいです。

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はぁはぁ言いながら登った甲斐がある城跡でした。なかなかたどり着けないからこそ、到着したときの爽快感はたまりません。四方を見渡せる清々しい景色に「昔の人はどのようにこの景色を感じていたんだろうか」と思いを馳せました。

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竹田城跡、足を延ばして正解でした!

 

次に向かった先は 「生野銀山」

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入場すると左手に鉱山資料館

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純銀と銀鉱石がお出迎え。 

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鉱山の歴史、鉱石などが展示されていました。

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お次は露頭見学。

露天掘りの跡。

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看板の向こう側に見える割れ目のような場所は粘土断層だそうです。

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鉱夫さん。よくできていますね。

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お次は坑道へ。暑い日だったのでひんやりする坑道はちょうど良かったです。

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ここにもありました。熟成庫。

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鉱脈

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シュリンケージという採掘方法で掘られた採掘跡。下を覗き込んで撮った写真で、30mの深さがあるそうです。普通はズリで埋めるらしいのですが、これくらいの幅だったら崩れたりする心配はないのでしょうか?。木のつっかえ棒は役目を果たしているのだろうか。。

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最後に「生野鉱物館」を見学。

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入り口にはメノウ原石。

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100円を料金箱にいれて入場。

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上部に綺麗な斑銅鉱。

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寄贈された鉱物がたくさん展示されていました。

藤原寅勝コレクション

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小野治郎八コレクション

f:id:daifukupon:20180628104556j:plain中寺幸雄コレクション

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生野銀山で発見された「櫻井鉱」

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都茂鉱

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たくさんの石に囲まれて満喫!

 

今日のお宿「湯村温泉」へ。

 

チェックイン後街の中心と思われる場所へお散歩。

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温泉卵を作れる場所がありました。

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こぢんまりした温泉街でのんびりできました。

 

翌日のお昼の飛行機で帰途につきました。