2018冬 鹿児島旅行(2)
(続き)
天気予報通り1日だけ晴れた旅行の中日は念願の「桜島」へ。
そう言えば鹿児島にいるのにまだその姿を拝めていませんでした。
早速フェリー乗り場に向かます。
向かう途中、NHK朝ドラ「あさが来た」に出ていた五代さんがいました。鹿児島出身だったんですね〜。
あーーー。桜島だ!ようやく見えました。朝は逆光なので写真はいまいちですが。。
9:00発のフェリーでいざ桜島へ! そう言えばお金払っていない、、って運賃は行きも帰りも桜島の料金所で払うのだそうです。
行きは逆光なので帰りのフェリーから撮った桜島がこちら。美しいです。
15分くらいで到着。
今回の旅行前に桜島ジオクルーズの予約を考えていたのですが、天気予報によると天候がいまいち。船を出すおじさんも「気象庁は”春の嵐”って言ってるし良くないねぇ〜」とのこと。今回のジオクルーズは断念することに。
本日のルートです。午前中は歩いて、午後はバスで移動です。
まずは「桜島ビジターセンター」へ向かいます。
歩き出すとすぐこんな溶岩が目に入ってきます。
ビジターセンターに到着。
大正の噴火の溶岩流で桜島は大隅半島と陸続きになったんですね。
ビデオの上映なんかも見たりしました。
ビジターセンターを後にし、「溶岩なぎさ遊歩道」へ。
スエットスーツでダイビングのタンクを背負った人たちがいたので話しかけて見たところ、普通にダイビングする人たちでした(2月と寒い時期だったので、何か特別な取材班?と考えていました)。水温は15度くらいなので外にいるより温かいとか。また、溶岩が在る所でのダイビングは珍しいんだそうです。確かにダイビングもたまにしますが溶岩がゴロゴロしているところでダイビングはしたことないです。
そのまま歩いて「烏島展望所」へ。御岳がよく見えます。
そのまま歩き続けます。目指すは「湯之平展望所」。
こちらは噴火の際に身を守る「退避壕」。
お墓には屋根付き、灰避け?つきです。桜島ならではの光景ですね。
思ったより湯之平展望所は遠くてきつかったです。。私のように歩いて行く人は皆無です。
ついに「湯之平展望所」に到着!ここでお弁当を食べました。
下りは13:05発の周遊バス(サクラジマアイランドビュー)で一旦桜島港へ戻ります。
次に目指すのは「有村溶岩展望台」。14:00発の路線バスで向かいましたが、乗車している観光客は自分を含め3名くらいでした。のんびりいい感じ。
20分位で到着。湯之平とはまた違った姿です。ここから見えるのは南岳。活発に活動する昭和火口は右側の裏手にあるので、爆発音が聞こえることもあるそうです。
溶岩がゴロゴロ灰だらけ。
大隅半島方面を望む。
ジョウビタキのメスでしょうか?可愛らしいです。
15:05のバスに乗って桜島港へ戻ります。
何かそのまま帰るのもちょっと物足りない気がしたので、桜島港の1つ前のバス停で降りて、国民宿舎の隣にあるお風呂、「桜島マグマ温泉」に立ち寄りました。
茶色く濁ったお湯でした。海を眺めながら身体が温まりました。
帰り際、掲示板でジオツアーや写真撮影会の案内を見つけました。暖かくなったらまたゆっくり来たいです。
2018冬 鹿児島旅行(1)
NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映中ではありますが、前々から行きたいと思っていた「鹿児島」。鹿児島にまだ行ったことない!と思っていましたが、「与論島」(鹿児島県最南端だそうです)に20年ほど前に訪れたことがあり、なんと滞在中に初・鹿児島ではないことが判明。。
それはさておき、桜島あり、火山フロントあり、金鉱山、屋久島、甑島などなど、ジオ好きにとっては見どころだらけ。
短い滞在中何を選ぶかと言えばまずは活火山、誰でもご存知「桜島」でしょう。
地元の人に「何しに鹿児島へ?」と聞かれ「桜島を見に来ました!」と答えたところ、1秒位地元の人は返答に迷ったようで空白が。。2人に聞かれましたが反応がふたりとも一緒でした。まぁ地元の人にとってはそういう存在なのかな。
さぁ、びゅんと飛行機で鹿児島へ。富士山きれいです。静岡側の雪が少ないのが良くわかります。
最近気象学の本を読んだばかりなこともあり、雲も撮影してみました。美しい。。
暗くなる頃無事に到着。
(翌1日目)
天気が悪いので博物館めぐりに決定。事前に調べたのですが「鹿児島大学博物館」は連休中はお休み。残念。
まずは「鹿児島県立博物館」へ。
入館記念に「桜島の火山灰」をいただきました。ありがとうございます。コレクションに追加させていただきます。
まずは入館して1階にあった特別企画展「口永良部島の自然」。
口永良部島、屋久島、種子島の違いがわかりやすく説明されています。
新岳噴火について。噴火の様子はTVでも中継されており記憶に新しいです。
動物の剥製なども飾ってありました。そういえば廊下で飼育されていた亀に楽しそ〜に餌を上げていたおじさん、博物館の人なのか一般人なのかちょっと気になりました。
さて、お次は常設展へ。建物の2階、3階なのですが3階はリニューアル中でクローズ。
実は2階を見学し終わったなぁ〜と思った出口付近で見つけたのですが、この県立博物館は桜島の大正噴火の記録を残すために始まったんだそうです。
地質関連コーナーの様子
シラス台地は桜島の火山灰ではなく姶良カルデラの巨大噴火によるもの、鹿児島地溝など知らなかったので勉強になりました。
鹿児島県の天然記念物、スレッドレーススコリア
のんびり楽しめました。とてもよい博物館でした。
さてお次は「鹿児島市立科学館」へ。バスで移動ですが、間違えて南国交通のバスに飛び乗ってしまいました。。系統番号は合っていたのに。。どんどん北へ向かっていくので「これはおかしい、、」ということで下車。幸い15〜20分間隔でバスが通る路線だったので、反対側のバスに乗り再び市内へ戻り、再度乗り換えてなんとか無事到着。
立派な建物。市立図書館と併設されていました。
ここにもありました、フーコーの振り子。
鹿児島の地質の説明。「菱刈鉱山」の紹介もあります。菱刈鉱山見学したいのですが、現役操業中のためか公開していないんですよね。残念。
やっぱり桜島は鹿児島のシンボルですね。
子供にもわかりやすく説明されています。大人にも十分。
4階の宇宙コーナー
「オデッサ隕石」がありました。重かった〜。
砂漠と極地の温度が体験できる部屋。これは面白い。
子供が走り回れるほどゆったりとしたスペースに(空いている時は走っている子がいる方が活力を感じていいかなぁと思います)、子供が興味を示しやすい体験型の展示が工夫されていて、とても良い施設だと思います。
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2018冬 思い立ち三浦半島へ
京浜急行「三崎口駅」で下車し路線バスに乗り終点の「城ヶ島」で下車。
「馬の背洞門」に向かいウォーキング開始後、すぐに現れた路頭。
洗濯板のようなところがたくさんあります。このあたりは「三崎層」と呼ばれ、1200万年〜440万年前のシルト・凝灰岩互層、出っ張っているところはスコリア質砂岩や凝灰岩で構成されているそうです。
「馬の背洞門」が見えてきました。 海蝕洞です。
馬の背洞門は「初声層」に属し、400万年〜300万年前に堆積した凝灰質砂岩でできているとのこと。
このまま海食が進むと、もっと穴が大きくなるのか、上の橋が崩れてしまうのか、、どうなるんでしょうね?
馬の背洞門でお昼休憩をとりました。都心よりは温かい三浦半島ですが時期的に一番寒いこともあり、足を止めると寒かったです。
さてお次は「盗人狩」へ向かいます。向かう途中大根、キャベツ畑がたくさんありました。収穫真っ只中のようです。
馬の背洞門から徒歩で1時間くらいで「盗人狩」に到着!
こちらも三崎層に属し、黒っぽい砂岩、白っぽい凝灰質砂礫岩が織り成す模様が美しく、断層、海食、ラミナ、見ごたえたっぷりです。
ちなみに「盗人狩」の由来は「昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖(高さ30m)と怒濤のさか 巻きに、ぞくそくと身震いをして足がすくんで 動けなくなり、たやすく捕まった」ことからだそうです。
突如思い立って訪れた真冬の三浦半島でしたが、見ごたえがあり、運動不足解消にもなりとても良かったです。夏にも是非来てみたいところですね。