たびろぐ

ジオサイトを訪れる旅を中心に。山登りをした際は岩石の写真記録として。

日本の地形・地質―見てみたい大地の風景116 (列島自然めぐり) 年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる

2017冬 大分旅行(3)

本日は日本ジオパークに認定されている「おおいた姫島ジオパーク」の姫島へ。

姫島へは国東半島の伊美港から定期フェリーが出ています。

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時刻表。1時間10分〜30分間隔ですね。

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このフェリーで出発です!

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フェリーから眺めた姫島。東西約7kmだそうです。

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姫島に到着。自転車を借り、まず向かう先は「ジオパーク天一根(あまのひとつね)」

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向かう途中、村役場の近くにあった黒曜岩。

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ジオパークのインフォメーションセンターに到着しました。

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 ある程度予想していましたが先客なし。3人の職員さんに笑顔で出迎えて頂きました。

まずは15分程度のビデオでジオパークについて説明を受けました。そして館内の展示物見学。

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姫島の岩石

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コンボリュートラミナのはぎ取り標本

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各地の黒曜岩の展示もありました

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ゾウの化石があるのにはびっくりしました。写真のものは漁の最中に水中から発見されたもの。よく見つけましたね。f:id:daifukupon:20180102103746j:plain

県指定記念物である藍鉄鉱の写真がない。。

 

お次は黒曜岩が観察できる観音崎へ。ふもとまで自転車で移動し、さらに徒歩で数分登ると、「観音崎火山口」見える高台に到着。

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そこからもうしばらく歩いて「千人堂」があるところまで進むと、、

f:id:daifukupon:20180102104725j:plain黒曜岩がお出迎え。

 

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艶があり、灰色と乳白色が混ざったような黒曜岩です。

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やはり光沢がある石はそれだけで魅力的。 

 

さてお次は姫島の南側の海沿いに走る舗装道路を、東北に向かって進んでいきます。

海食の跡が残る岸壁。

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大海地区にある「コンボリュートラミナ」。先程ジオセンターで見たはぎとり標本の元の岩です。

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瓦のようなきれいな模様に見えますね。素晴らしい。

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褶曲が観察できる地層。

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礫だらけの岩壁。

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そして拍子水温泉に到着。「金溶岩(かねようがん)」の露頭。金(きん)ではありません。山の名前が金(かね)というので金溶岩。姫島では30万年前以降に活動した7つの火山が確認されています。金火山はその1つです。

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そして「拍子水」。ぬるいお湯が湧き出しています。二酸化炭素を多く含む炭酸水素塩冷鉱泉だそうです。手を浸すとピリっとしました。

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駆け足でしたがこれにて姫島のジオサイト見学終了。向かい風に負けそうになりながらもレンタサイクル屋さんに戻るとちょうど3時間でした。

 

ちなみにジオクルーズで海から島の様子を眺めたかったのですが(陸からはアクセスできないところが多々あります)、年に数回のイベントとのことでした。また夏に来て外から眺めてみたいものです。

 

これにて大分旅行記はおしまい。