2018春 日本海 鳥取県〜兵庫〜京都 旅行 3日目
旅行3日目。
早朝、外湯に向かう途中に見つけた石。天然の柱状節理を切ったもののようです。
ちなみにこの写真の向こう側、旧御所湯跡地に2010年完成の「ポケットジオパーク」があり「石の蜂の巣」と名付けられたモニュメントなどがあったそうなのですが、更地になっていました。。何があったんだろう。
気を取り直し、まずは今回の旅行の1番の目的であった「玄武洞」へ。
大きな川、「円山川」です。川沿いを南下していきます。
城崎温泉から近いのですぐに到着。
玄武洞は160万年前の火山活動で発生した玄武岩質柱状節理の発達が観察できる場所です。岩石名「玄武岩」はこの場所にちなんで名付けられました。また松山基範がここ玄武洞で「地球磁場が逆転していた」ことを見つけ、世界に先駆けて発表したことでも有名な場所です。
5ヶ所見学できる場所があり、まず1カ所目はメインの「玄武洞」。
写真で見た通り!
洞になっているのは、採石場として石を掘り出したからだそうです。
こちらは「青龍洞」。龍が昇るかのように、岩の柱に流動性を感じるとても美しい柱状節理です。
「白虎洞」横向きに柱状節理が発達。
こちら「南朱雀洞」
「北朱雀洞」
また玄武洞のすぐ近くに「玄武洞ミュージアム」があります。鉱物や化石が展示されているとのことです。
そしてこの建物横のショップで知った「豊岡鞄」。奈良時代から始まる柳細工を起源とし、今では鞄の生産地となっているそうです。すごく気に入った柳細工の鞄がありました。買わなかったのですが、玄武洞ミュージアムの見学も兼ね、近い内にまた訪れようと思います。
さぁ、次はどこに行くかと言うと、、その名を聞くだけで心が躍る「水晶浜」。
小浜海水浴場側に車を停めて遊歩道へ向かいます。
少し歩くと「ライオン岩」が。海に向かって座っているように見えます。草木が茂っていて見つけづらかったです。
水晶浜に到着!なんかイメージしていたのと違う。。ごみが打ち上げられていてきれいじゃない。。
でも足元をよく見ると、、、きれい!
透明な粒が高温石英の仮晶です。選りすぐんでみると、、
キラキラ。
結晶の形(6角両錐)を残しているのがなんとなくがわかりますでしょうか?
そして、この浜でもう1つきれいな石を見つけました。「玉滴石(Hyalite)」ではないかと思います。正確に言うと見つけたのは私ではなく連れです。連れ、good job!
さて、もう少し足を延ばし「立岩」へ向かいます。
途中のジェラート屋さん「アケイシアファーム 網野本店」に立ち寄りました。
ソフジェラを注文。ソフトクリーム&ジェラートです。ジェラートは「琴引の塩」をチョイス。美味しくいただきました。
車を走らせること20分弱、「立岩」に到着しました。見事にそそり立つ玄武岩の柱状節理!
新生代新第三紀の火山活動により生成されたと考えられています。
近くまで行きたかったですが波が荒いのでやめました。
浜辺に落ちていた石。
今日も充実したジオサイト巡りの1日となりました。他にも見たい場所がありましたが、旅行中焦るのも良くないので城崎温泉に戻り、街を浴衣でお散歩などしてゆっくりと過ごしました。
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